
Louise Interview
Louise Interview ルイーズ・ブレア氏 インタビュー
AK Universityは、エセックス大学が設けた厳格で高い基準を十分に満たす、信頼できる学校です。
本日はSAK University の天王洲キャンパスにお招きいただき、本当にありがとうございます。こうして東京で皆さまとお会いできることを心から嬉しく思います。私はルイーズ・ブレアと申します。エセックス大学で教育と研究のパートナーシップを統括するディレクターを務めております。

エセックス大学 パートナーシップディレクター ルイーズ・ブレア氏
世界銀行やIMFのパーラメンタリーネットワーク、ブリュッセルでの「スコットランド・イン・ヨーロッパ」での勤務を経て、10年以上にわたり国際的な大学間パートナーシップ、知識移転、留学生支援、研究協力、教育アクセス拡大に携わってきた。現在はエセックス大学で教育・研究分野のパートナーシップを統括し、SAKとの革新的なTNEパートナーシップを推進。
教育は国と国とを結び、人と人とを結び、新しい未来をつくり出す力。
振り返ってみますと、私はずっと国際的な仕事に関心を持ってきました。最初はスコットランドのセント・アンドリューズ大学で国際関係について学び、修士号を取得。その後、奨学金を得てアメリカへ渡る機会に恵まれ、アトランタのエモリー大学でさらに学びを深めました。またカーター元大統領を記念するプレジデントライブラリーで働く経験も得ることができ、国際的な視野と実践力を身につけることができました。
その後、再び奨学金を得てパリに留学しました。カトリック大学で言語文化について学び、フランス語に本格的に取り組んだのもこの時期です。異なる文化圏で学ぶことは、学問以上に人間としての幅を広げてくれるものでした。イギリスに戻ってからは、グラスゴー大学で経済開発の修士号を取得しました。
社会に出てからは、国際機関で活動する機会を得ました。世界銀行や国際通貨基金(IMF)のパーラメンタリーネットワークで働いた経験は、世界の政策形成の現場に身を置く貴重な経験となりました。さらにブリュッセルでは「スコットランド・イン・ヨーロッパ」という組織で、スコットランドの企業や大学がEUで活動するためのサポートも行いました。そこで強く感じたのは、高等教育が外交や国際関係において非常に大きな役割を果たしているということです。教育は国と国とを結び、人と人とを結び、新しい未来をつくり出す大きな力になるのだと確信しました。
このような経験を経て、私は自然と高等教育の分野に軸足を移しました。気づけば10年以上、大学と大学のパートナーシップ、知識移転、留学生支援、研究協力、教育アクセスの拡大といったテーマに携わってきました。教育に関わる仕事は、常に社会を変える可能性を秘めています。その中でも、パートナーシップはとりわけ大きな意味を持ちます。
教育の質、講師陣の力量、学生に与えられる経験、それらすべてがエセックス大学の基準を満たしています。
このたびの御校とのTNE(トランスナショナル・エデュケーション=国際共同教育)パートナーシップは、私にとっても特別なものです。これは日本において非常に革新的で、まだ多く知られていない新しい形の取り組みだと感じています。SAK Universityは柔軟性に富み、産業界との強いつながりを持っています。これはエセックス大学が大切にしている価値観と共通するものです。学生が社会に出たときに必要とされるスキルを身につけ、卒業後の進路へスムーズに移行できるように教育を設計する。この点は、私たち両者に共通する信念です。
もちろん、国際的なパートナーシップには課題もあります。時差の問題、学年暦の違い、言語や文化の違い、教育スタイルの違い。これらは容易ではありませんが、定期的に話し合い、情報を共有し、協力を重ねていくことで解決していけるものです。むしろ、そうした課題を乗り越える過程そのものが、パートナーシップを強くし、教育をより豊かにするのだと思います。
エセックス大学がパートナーを選ぶときには、常に厳格で高い基準を設けています。教育の質、講師陣の力量、学生に与えられる経験、そのすべてを重視します。財務面や規制への適合性も含め、あらゆる観点から検討します。今回SAK Universityを選んだのは、まさにその基準を十分に満たしていたからです。SAK Universityはイノベーティブで柔軟な姿勢を持ち、日本というダイナミックな市場において独自の可能性を切り拓いています。私たちはこのパートナーシップに大きな期待を寄せています。
カリキュラムを通じて、エセックス大学の教育に触れてください。
エセックス大学自体についても少しご紹介しますと、私たちは地域社会と強く結びつき、ボランティア活動を行う学生の数はイギリス国内でトップです。また「ナリッジ・トランスファー・パートナーシップ」という形で研究や卒業生が地域ビジネスやNGOに関わる事例も非常に多くあります。キャンパスはロンドンから1時間ほどの緑豊かなコルチェスターにあり、留学生を含むすべての学生に安心して学べる環境を提供しています。ヘルスセンターや学生寮、カウンセリングなどのサポートも整っており、異文化環境で学ぶ挑戦を後押ししています。
留学は確かに大きなチャレンジですが、国境を越えて学ぶことは、単に物理的に海外に行くことだけではありません。SAK Universityで提供されるカリキュラムを通じて、エセックス大学の教育に触れ、国際的な共同プロジェクトに参加することも立派な「国際教育」の形です。そうした多様な選択肢を提供できることは、このパートナーシップの大きな魅力の一つです。
SAK Universityでの学びは、皆さんの未来へかけがえのない財産になるでしょう。
最後に、これからSAK Universityに入学される皆さんへ。ここで学ぶという選択は、きっと正しい決断になるでしょう。SAK Universityには温かく、熱心に学生を支えてくださるスタッフがいます。皆さんは安心して、存分に学び、挑戦することができます。大学時代は人生において本当に特別な時間です。どうかその時間を楽しみ、仲間とともに学び、多くの機会を掴んでください。その経験は、必ずや皆さんの未来にとってかけがえのない財産となるはずです。私も心から皆さんの幸運を祈っています。