
University Philosophy
University Philosophy 本校の教育・研究理念
SAK University Tokyo Innovation Campus は、英国エセックス大学よりオファーを受け、現代社会の急速な変化に即応し、次世代を担う人材を育成するための国際教育提携校として設立されました。
本学は、学校を単に知識や技術を教授する場とは考えていません。社会で通用する知を生み、検証し、次の世代へと引き継いでいくための知的基盤として位置づけています。そのため、科学と教育の自由を守りながら、実社会において価値を持つ知識・技能・思考力を育てることを、本学の使命としています。
Knowledge Implementation University
SAK University はKnowledge Implementation Universityとして設計されています。
理解することにとどまらず、設計し、構築し、運用し、検証し、得られた知見を再び理論へ還元する。この循環を、教育と研究の中心に据えています。
本校が重視する4つの力
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論理的思考力(構造を理解し、説明できる力)
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研究的態度(問いを立て、検証を継続する姿勢)
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実装力(知識を現実のシステムへ変換する力)
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表現・説明力(成果を言語化し、他者に伝える力)
次のようなゲーテの格言があります。“Knowing is not enough; we must apply.”(知っているだけでは不十分だ。私たちはそれを応用(実践・行動)しなければならない)。
本学は、実装と検証を通じて専門性を確かな力へと高め、国際社会において一人称で活動できる人材を育成します。
教育と研究の統合
SAK University のAcademic Framework は、学部・学科の区分を列挙するためのものではありません。 本学の学問体系は、研究(Knowledge)を社会実装(Implementation)へ接続し、その成果を再び研究と教育へ還流させる循環構造そのものとして設計されています。
3領域循環モデル(Deep Tech / Translational Tech / Enterprise Tech)
- Deep Tech(理論・基盤)原理と構造を理解し、「なぜそうなるのか」を説明できる学術的基盤を形成します。
- コンピュータサイエンス基礎、アルゴリズム、アーキテクチャ、AI・セキュリティ・データの理論的背景など。
- Translational Tech(翻訳・転換)理論的知見を設計へと翻訳し、PoC やプロトタイプを通じて検証する領域です。
- この領域は、教育と研究が最も密接に結びつく中核的領域です。
- Enterprise Tech(社会実装・運用)技術が社会で継続的に利用される条件を扱います。
- スケーラビリティ、信頼性、運用、ガバナンス、社会的責任までを含めた技術の成立条件を検討します。
循環型フレームワーク
Deep Tech → Translational Tech → Enterprise Techで終わることはありません。実装によって明らかになった課題は再びDeep Tech へ還元され、新たな研究テーマとして再構成されます。この循環こそが、研究型高等教育機関としての学問体系の中核です。
本学の学問体系は、技能訓練や資格取得を目的とするものではありません。知を生み、検証し、社会へ返す構造そのものを学問として扱う— これが研究型高等教育機関としての骨格です。
実装型研究
SAK University Tokyo Innovation Campus における研究は、机上で完結する理論研究のみを目的とするものではありません。
本学では、設計し、構築し、運用し、評価し、改善するという一連のエンジニアリング行為そのものを、研究の正当な形態として位置づけています。この考え方は、工学・情報分野において英国をはじめとする国際的な研究大学で広く採用されてきたEngineering-based Researchの研究文化と整合するものです。
本校における日常的な研究活動(Research in Practice)
本校の研究活動では、以下のような実践が恒常的に行われます。
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実際にコードを設計・実装し、動作する成果物として検証する
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クラウド、ネットワーク、アプリケーションを含むシステム全体を設計・構築する
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セキュリティ上の課題を、実運用に近い条件下で検証する
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AIおよびデータ処理を、研究用途ではなく運用可能なシステムとして評価する
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性能・安全性・信頼性・運用性を指標化し、継続的に改善する
これらは演習や訓練ではなく、仮説の設定、実装、検証、考察、改善という研究プロセスそのものです。
主な研究領域(Research Themes)
- AIシステムの設計と社会実装
- モデル単体ではなく、データパイプライン、評価設計、運用を含めた社会で持続的に機能するAIシステムを研究対象とします。
- サイバーセキュリティの実装と検証
- 攻撃・防御の理解にとどまらず、構成・運用・ガバナンスを含め、セキュリティが成立する条件そのものを検証します。
- 分散システム/クラウドアーキテクチャ
- 可用性、耐障害性、スケーラビリティを、設計・実装・運用・改善の循環として扱います。
- データエンジニアリングと意思決定
- データの収集・処理・分析を、意思決定に影響を与えるシステムとして構築・評価します。
教育と研究の統合
本学において研究は、限られた研究者のみが行う活動ではありません。授業は研究に接続され、研究成果は教育へ還元され、学生は研究プロジェクトの一員として学びに参加します。
Teaching・Research・Engineering が分離されないこと、これが本学の研究型高等教育機関としての特性です。
教育評価と品質保証
SAK University Tokyo Innovation Campusでは、教育を「教えたかどうか」ではなく、学生が何を理解し、何ができるようになったか(Learning Outcomes)によって評価します。
評価の観点
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知識理解:原理や背景を説明できるか
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実装力:設計し、構築し、動作させられるか
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分析・検証:結果を評価し、改善点を論理的に示せるか
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研究的態度:問いを立て、検証を継続できるか
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表現・説明:技術的内容を文章や発表で伝えられるか
評価方法
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レポートおよび技術文書
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プロジェクト成果物(コード・設計資料)
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プレゼンテーション
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研究レポート/卒業研究
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継続的な取り組みの記録
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単一の試験結果のみで評価することはありません
Academic Integrity(学術的誠実性)
不正行為の禁止、知的財産の尊重、正確な引用・参照は、研究型高等教育機関としての基盤です。
継続的改善(Quality Assurance)
教育内容および評価方法は固定されません。学習成果の検証、フィードバック、社会および技術環境の変化を踏まえ、継続的に見直し、改善され続けます。