現役ITエンジニアSさん

現役ITエンジニアSさん

現役ITエンジニアSさん|英国国立エセックス大学公認国際教育提携校 SAK University東京イノベーションキャンパス -コンピュータサイエンス×AIエンジニアリング専攻学科-
40代、東京都内のIT企業に勤務

学歴がない分、がんばってたくさんの資格を取りましたが、それでも大卒ではないというだけでチャンスが与えられないということがあるんです。

当校に興味を持ったきっかけを教えてください。

私は大学を中退しています。現在は大手企業の現場に出向し、エンジニアとしての業務に従事することが多いですが、周囲には大学や大学院を卒業された方がほとんどです。私は学歴がない分、スキルや資格がなければ業務に就くことが困難な状況に多く直面してきました。一方で、学歴がある方はいい仕事に参加できるケースが多い印象があり、その差を強く感じています。
SAK Universityでは、実際の現場に活かすことができるスキルを学ぶことができ、且つ「大学卒」としての学歴を得られるので、これまで独学でスキルや資格を身につけてきた自分にとって、大学という形の学びの場はとても大きな魅力があると感じました。

学歴を意識するようになったきっかけは何でしょう?

父が病気になり、家計を支える必要から大学を中退せざるを得なくなりました。当時は高卒で、スキルも資格もない状態であったため、数多くの企業に応募しても、履歴書の段階で断られることがほとんどでした。
その時、大学卒という「肩書き」が社会でどれほど重視されているかを実感しました。努力する意欲があっても、スタートラインにすら立たせてもらえないという事を痛感した瞬間でした。
パソコンもろくに扱えない状態でしたので、「このままでは社会に出られない」と思い、未経験者を対象としたIT業界の求人に応募する決意をしました。

学歴という壁を目の当たりにしたとき、何を思い、どんな行動をしましたか?

IT業界未経験で入社した会社では、周囲や親会社の社員の多くが大学・大学院卒でした。5年ほどその会社で働きましたが、その時、給与面でも大きな差があり、「このまま普通に働いているだけでは追いつけない」と強く感じました。
特に、通信プロバイダのコールセンター業務を担当していた際は、クレーム対応が多く、精神的に負担の大きい現場でしたが、学歴のある方々は主に管理業務に従事し、実務にはほとんど関わっていない状況でした。
そこでも、学歴という壁を目の当たりにした瞬間でした。
また、以前の会社で給与がまったく上がらず、構築系の業務への異動を希望しても叶わなかったため、このままでは給与や業務の格差を痛感したまま過ごすことに将来の不安を感じ、転職を決意しましたが、やはりそこでも学歴や経験不足を理由に門前払いされることが続きました。
やはり、大学卒の人たちのような業務や給与を得るためには、相当努力が必要と感じた為、1年間本気でスキル習得に取り組む決意をしました。そこで、当時は流行っていたLinuxの勉強を始めました。ただ、やる気はあったもののお金が本当になかったので、ヤフオクで1万円の中古PCを購入してLinux検証環境を自作したりしました。また、Linuxの知識だけでは不十分と思い、ハードウェアのPCパーツやNW機器も勉強する際には、ヨドバシカメラに行き、ものは買わないもののメモして帰るなど、とにかく工夫しながら独りで学び続けました。

SAK Universityと他教育機関との違いや魅力に感じている点はどんなところでしょう?

個人的な印象として、多くの大学では情報系の学問を学ぶだけで、実務に直結するスキルは得づらいと感じています。
私は独学でほとんどのITスキルを磨いてきましたので、その点、SAK Universityは、現場で求められるプログラミングやネットワーク、データベースなどの技術を学べる環境が整っており、非常に魅力的だと思いました。
独学では限界がある部分を、経験豊富な講師から直接指導してもらえるのは、自分ひとりで勉強してきた身としては非常に心強いと感じています。エンジニアとして、実際に手を動かして設計・構築していくことがとても重要であると思っており、書籍やネット記事だけでは体得できないリアルなスキルを、大学で学べることが大きな魅力だと感じました。

社会人で新たに学び直そうと頑張っている方にメッセージをお願いします。

今となってはある程度収入も増え、今から大学で学びなおすことも可能になっています。こうした学校を通じていろんな業種・職種の方々と出会えたら楽しいと思います。